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オリジナルギャグwebコミックサイトCOMIC HAND JOBのブログです。
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ゴスの帝王ティム・バートンが珍しくジョニー・デップ以外で撮った実話ベースの映画です。

50年代に一斉を風靡した、異様に目のデカい子供の絵で一山当てたウォルター・キーンは実は画家では無くサイコパスの詐欺師で、妻のマーガレットが全ての絵を描いていた・・・という話で、ある意味“ゴーン・ガール”の立場逆バージョンと言えなくも無い映画です。

どうでもいいですが、目の巨大な子供の絵はもしかしたら現代ジャパニーズアニメ、コミックに影響を与えたのでは無いかと思えるインパクトを放っております。

カネと名声のため他人の作品を堂々と盗み、何の罪悪感も無く自分のものだと口八丁で嘘を吐き続け他者を騙し利用、いざとなったら殺人すらも平気で行えるウォルター・キーンが見せるサイコパスの詐欺師っぷりが凄まじく、ゴーストライターやら何やらが騒がれた日本でも他人事では無いメッセージ性を放っております。今年(2015年)インディーズ音楽シーンを騒がせたこの事件まんまな感じで実にブラックです。サイコパスのクソ詐欺師が死んだほうがいいのは勿論ですが、ただ利用され搾取され続けたマーガレットも結局は他者に依存しなければ生けていけないタイプのダメ人間で、最終的にはカルトにハマってしまいます(爆)。まぁそういうタイプの、芸術以外何も出来ない、知らない人間だからこそあそこまでインパクトのある絵を描けるんでしょうが・・・!


サイコパスの詐欺師もファックですが、カルトにハマるようなタイプの人間もファックなんで、結局ダメ人間の競演みたいな映画ですな(爆)。まぁ“ゴーン・ガール”と違って最後は悪がキッチリと裁かれて多少はスッキリ出来る結末ですが。
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