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話題を呼んだインド映画の傑作“きっと、うまくいく”で日本でも知られる存在になった、アーミル・カーン主演のカーアクション大作です。

冷酷無比な悪徳銀行にサーカス団を経営していた父の命を奪われたアーミル・カーン演じるサーヒルが復讐のため、悪の銀行を片っ端から叩き潰し、奪った汚金を貧しき市民にばら撒くという、真の意味での正義を実行するダークヒーローとして暗躍するサスペンスアクションで、インドでは有名なシリーズモノのようで3作目に当たる本作でようやく日本上陸となったようです。

一応主役は刑事コンビなんでしょうが、誰がどう見てもアーミル・カーンが主役として録られており、動機も熱ければ行動も熱い、正真正銘本物のヒーローとして描かれており、まぁ流石にインド映画だけあって上映時間は3時間程あり途中ダレを覚えるのも確かなんですが、劇場公開時は少しカットされており2時間半だったようです。

ネタバレを避けたいので細かくは書きませんが、俺達市民に自分等が正義だと押し付けている警察とやらが所詮は金持ち、権力者、政府、官僚の手駒であり、奴等の言う正義とやらがごく一部のカーストの頂点に位置する、腐り切った醜い強欲なブタどものためにしか機能せず、俺達社会的弱者からはただただ搾取するのみという現状に真っ向からNOを突き付ける、サーヒルの行動は紛れも無く正義そのものであり、父親が子供に正義と言うものが一体何なのかを教えるにはまさにうってつけの映画でしょう・・・!

結末も実に潔く、正義を自称するファックなサツどもの言うインスタントでビジネスな安物では無く、この腐り切った時勢において本当に正義を貫こうとするのであればここまでの代償を支払わねばならない・・・と言うメッセージをも感じ取れる、実に熱き傑作だと言えるでしょう。
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