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クソ久々にブログ更新と言うか映画感想です(笑)。


サン=テグジュペリの「星の王子さま」を原作にCGアニメーション化したフランス映画で、「カンフー・パンダ」のマーク・オズボーンが監督をしており、原作はまったく知らんのですがとりあえずファンタジー映画と見せかけてなかなかに拝金主義の腐敗した現代社会、腐った権力者どもによる資本主義、ブラック企業を皮肉るパンクな面が見られる、子供向けながらに本格的なディストピア映画になっております。

カネが全てと風潮し、市民を物言わぬ奴隷として労働させ搾取するブタどもが支配する、今我々が住んでいるこの時代と大して変わらん世界が舞台で、主人公の少女は母親が敷いたレールの上で生きる事に疑問を持たず過ごして来ましたが、引っ越してきた隣の家に住む飛行士の老人に次第に影響され、人間性を取り戻していきディストピア世界にNOを突き付けるようになる・・・というのがおおまかなあらすじで、そこに「星の王子さま」要素が絡んでくる感じです。

このまま徹底的に反体制的な内容を突っ走り、資本主義、ブラック企業がいかに悪であるかという事を追求しまくった脚本になれば良かったんですが、そこはファンタジー映画というかフランス映画だけに、後半でメタファーを込めつつも非現実的な世界に突き進んでしまい、どうしてそういう展開になったのかとか、母親の改心(?)についてイマイチ触れられていない等アラがあり、纏め切れていないもどかしさがあるんですが、それでも少女と老人の交流は繊細に描かれており、もうちょっと腑に落ちる展開にしてくれたら名作になったでしょうなぁ・・・!


本作を観た子供は間違い無く資本主義、ブラック企業を悪と見なし反体制的なパンクスに育つでしょうね(笑)。それだけでも本作の価値は十分以上にあるかと思います。腐った政府、企業のいいなりにならない若者が増えればクソッタレな世の中も改善されるだろうぜ!資本主義、拝金主義はファックだ!自由に生きようぜ!

そんな本作、欲を言えば主題歌をピンク・フロイドの「マネー」にしてくれたら皮肉がさらに利いて良かったのに(笑)。
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